大雨です!2010/09/12 14:18

4ヶ月ぶりにブログを書いている。
6月以降、様々なことがあり、川歩きをできなかった。
猛暑が終わったかと思ったら、今度は大雨だ。
栖吉川で危険水位を超えて、長岡市からは避難準備情報が出されたが、家からは遠くて見に行くことができなかった。
しかし、いつも紹介している能代川でも五泉・村松地区の大雨で、水位がここ数年で最高の水位となったので見てきた。
最高の水位と言っても消防団待機水位を超えた程度だが。
能代川の河川敷にある「しんかな菜園」も1メートル程度の冠水となった。
能代川「しんかな菜園」の菜園
しんかな菜園を利用しているが、堤防上で心配そうに川を見ている姿があった。
これも河川利用の効果でろうか。
この前に大根の種を蒔いたばかりだったので、発芽するのか心配だ。
支川の牧川では上流部の未改修区間では朝のうちに溢水したが、周辺は田畑だけで家屋の浸水はなくて、ほっとした。
今は雨も小康状態となり、新潟県内全体でもおおきな浸水被害は無いようだ。
新潟県では9月に大きな水害が発生したことは無いが、今年は残暑が長引き、秋雨前線も遅れてやってきたようだ。

鳥屋野潟放水路2010/09/18 20:43

今日は鳥屋野潟放水路を歩いてきた。
鳥屋野潟公園の近くにある「新潟テルサ」で講演会があるので、自宅から歩いてみた。今日は久しぶりの好天で少し暑かったが、約1時間で着くことができた。
「鳥屋野潟放水路って何?」と思われる方も多いと思う。
鳥屋野潟と信濃川を結ぶ河川で、亀田郷を言われる輪中地帯に降った雨の殆どは鳥屋野潟に集まり、この鳥屋野潟放水路を通り、親松排水機場(60m3/s、新潟県農地部管理)と鳥屋野潟排水機場(40m3/s、国土交通省管理)の二つのポンプ場から信濃川に排水されている。
鳥屋野潟排水機場(左)と親松排水機場(右)

昔は「親松導水路」と呼ばれていた農業排水路だった。
平成10年8月4日明け方に発生した集中豪雨をきっかけに河川改修が行われ、この親松導水路が約2倍に拡幅され、鳥屋野潟排水機場が新設された。
この河川改修工事完了後一級河川として指定され、名前は「鳥屋野潟放水路」となった。
なお、鳥屋野潟周辺がいわゆる「ゼロメートル地帯」で、鳥屋野潟の常時水面は海面よりも2.5メートル低く、親松排水機場により常時排水されている。



谷根川、高校教師と鮭2010/09/19 21:36

天候はあまりよくなかったが、柏崎市の谷根川を歩いてきた。
谷根川は日本海に注ぐ二級河川で、その源は三階節で知られる米山で流域面積は約20km2、法指定延長は7.9kmだ。
この川は平成16年、17年と2年連続の水害を受け、平成17年から3カ年で災害関連事業が実施された。
さて、まず河口に立つとその左岸側に駅のプラットフォームが見える。この駅は海に最も近いと言われる駅の一つで、夕日の名所としても有名だ。
青海川駅
それ以上に、この駅を有名にしたのはテレビドラマ「高校教師」だ。そのラストシーンは青海川駅で終わる。羽村隆夫と二宮繭はどうなったのか?
さて谷根川の河口部は峡谷となっており、その上空を国道8号の米山大橋が架かっている。米山大橋の53メートル下を谷根川が流れる。
米山大橋と鮭の看板
道路の脇には「サケの遡上」の看板が見える。谷根川は鮭の遡上する河川としても有名だ。今はまだ早いが、例年10月中旬から遡上が始まり、12月中旬まで見られるという。この看板の右手には「柏崎さけのふるさと公園」があり、鮭の一括採補が行われ、ふ化が行われ展示館もある。
さらに上流に行くと、今度は北陸自動車道の高架橋が見えてくる。高架橋とその下の橋梁との大きさの違いは写真のとおりで、桁違いだ。
北陸自動車道高架橋
災害関連事業では事業費の関係もあり、既設の護岸を最大限利用したり、山付けの部分は護岸を施工しないなどの工夫が施されている。
この川の上流には二つの水道専用のダムがあり、柏崎市の水源ともなっている。