能代川 桜の手入れ2011/05/15 18:00

毎年恒例となった「にいつ桜の会」主催の桜の手入れに行ってきた。毎年この時期に桜を植えた会員が集まり、桜の手入れをしている。
私たちのメンバーは4名が集まり、1年に1度の草刈りと施肥をした。メンバーの精進が良いのか、毎年この日は晴れている。今年も五月晴れだ。
この桜は4月24日にも書いたとおり、平成16年秋に植樹したもので、木もだいぶ大きくなり、2年前からまだまだ少ないが花を付けている。
能代川の桜その1
能代川の桜その2
この桜は3mほどだろうか。ここの桜堤には80本ほどの桜が植えられているが、木の大きさはまちまちだ。この桜よりもさらに大きくこの春にも沢山の花を付けた木がある一方で、まだまだ小さく花を付けていない桜もある。
この差はやはり手入れの違いにあるようだ。立派な桜の周りは整備されており、年に何回も手入れをしている様子だ。私たちの様に年に1回しか手入れしない桜とはその姿がまるで違う。それでもこの2年間でずかずかと大きくはなっているのだが。
この前も書いたように、この桜の下での花見の宴が楽しみだ。

大須戸川 災害からの復旧なる2011/05/28 18:00

今日は足を伸ばして、県北の大須戸川まで行ってきた。
大須戸川は二級河川三面川の支川高根川の支川で、村上市朝日地区(旧朝日村)を流れている。この川は同市大須戸地区で平成17年8月11日の豪雨で破堤・氾濫による大水害となり、護岸が連続して被災した。
この災害を契機に、災害関連事業が実施され2年前に竣工した。被災した当時に何回か見に来たが、工事が始まって以来来ていなかったので久しぶりに訪れた。
災害関連事業では蛇行していた河川の線形を改良しており、これに当たりいくつかの工夫が見られた。
一つは残地として残り、田畑として利用できない箇所については写真の様に、地域の協力を得て、花壇として利用され、芝桜が咲いていた。またドウダンツツジも植えてあった。看板には「大須戸川環境整備美化活動~きれいな河川 きれいな集落 きれいな精神~」と書いてあった。
もう一つは、残地を利用して多自然かわづくりに取り組んでいる。写真のように旧河道の護岸を利用し、新たな護岸を旧護岸に取り付け、旧護岸の全面に覆土している。
地域による環境美化運動
ちょっとした工夫で
6年前に歩いたときは川沿いに栗の木が沢山あり、栗拾いをしたが、殆どが無くなっていた。河川改修で用地が必要とはいえ、少し残念だった。改修区間は2km余りで上流端は現河床と擦りつけてある。改修に当たり、河床高を下げたので高低差がかなりある。擦りつけは落差工ではなく、斜路となり全面魚道となっている。今日は遡上する魚を見ることはできなかったが、ちゃんと登っているのか心配だ。
復旧の上流端
擦りつけ部の上流は、部分的に被災し、部分的に災害復旧が行われていた。写真ではよく分からないが、護岸と農道代わりの管理用通路との間にはワラビが自生していた。所々にそうしたところがあり、少々頂いて一食分のおかずにさせてもらった。
ワラビも自生
さらに上流まで行くと、農業用ダムがあった。ここが大須戸川の法指定上の起点ではないのだが、事実上はここからが大須戸川と言ってよいだろう。雲行きも怪しくなってきたのでここから引き返すこととした。
農業用ダム
今日の夕餉は村上市内で、村上牛を堪能したい。