上堰潟と角田山2009/04/11 18:00

上堰潟と角田山
久しぶりに上堰潟に来てみた。
桜が咲いている時期は初めてで、いつもは菜の花の盛りの頃で、桜は散っていた。今日は桜も満開で、菜の花もきれいだ。
上堰潟は新潟市西蒲区(旧巻町)にあり、二級河川新川水系の支川西山川の起点に当たり、用水のため池と利用されている。現在ではその役目は変わっていないが、潟全体が河川公園として整備され、多くの市民に愛され、利用されている。
子供向けの遊具もあり、休日には多くの子供連れの家族が訪れる。
特にこの時期は、菜の花と桜と言うことであり、今日もそうだが駐車場は満杯状態だ。
蒲原平野には現在でも多くの潟が残っているが、上堰潟は小さい方で一周しても1.5km位でゆっくり歩いても30分くらいだ。ちょっとした散策にもいいコースだ。
近くには角田山があり、その麓には集落と里山が広がっている。その反対側は蒲原平野が広がっている。
角田山は雪割草やカタクリが自生しているが、そのころには登ったことがない。その頃はちょうど年度末と年度初めであり、サラリーマンとしては忙しい時期だ。いつかはその時期に登りたいものだ。

西川Part52009/04/19 21:04

分水おいらん道中(太夫)
久しぶりに西川を歩いた。
今日は南吉田駅から西川の起点である旧分水町の大川津までで、西川を完歩した。
大川津は西川の起点だけではなく、大河津分水路の起点でもある。信濃川はこの大川津地点で信濃川本川、大河津分水路それに西川の3つの河川に分岐する。
Part1で書いたように、信濃川は近世初期には西川と東川に分岐していたが、河道整理により本流は東川となり信濃川といえば東川を指すようになり、西川は用水河川となり、単に西川と呼ばれるようになった。
そのため、大河であった西川は低水路が用水路となり、広大な高水敷は田畑となっている。
旧堤防の内側(堤内地側)には昔からの農業集落が広がり、神社も川の方を向いている。
桜も散り染めの季節となったが、高水敷や堤防は菜の花や水仙などの花盛りである。そして、川面には桜の花びらが流れている。
そう言えば、今日は分水おいらん道中が行われる日であった。
おいらん道中は大河津記念館前を12時半に出発する。
12時10分に西川を完歩し、記念館に着いた。記念館周辺はすでに人だかりで身動きもできないほどであった。
売店でこんにゃくの田楽を買って腹ごしらえをしておいらん道中の始まりを待った。
毎年、この桜の時期に開催されるが、今年は桜の開花が例年より1週間も早く盛りの時期ではなかったが、時折桜の花びらが舞い散り、これはこれで風情がある。
人混みで太夫は少ししか見ることができなっかたが、帰りの電車もあるので引き上げることにした。
西川は完歩したが、次はどの川を歩こうか。
昨年はなかなか忙しくて多くの川を巡ることはできなかったが、今年は昨年以上に歩きたいものである。

トゲソの観察会2009/04/26 16:47

トゲソの観察会
今日は五泉市土掘地内で開催された「トゲソの観察会」に参加した。
この観察会はNPO法人である「五泉トゲソの会」が主催したもので今回が13回目だ。
私は数年前にも1回参加したことがあり、今回は2回目の参加となった。昨日からの雨風でどうなることかと思ったが、現地に着く頃には小雨となり、観察会の最中には雨も止み、時折日も射してきた。
参加者も100名を超える大盛況だった。
そもそも「トゲソ」とは何か?
「トゲソ」とはトゲウオの一種で正式名は「イバラトミヨ」です。トゲソは氷河期からの生き残りといわれ、清流でしかも水温が低いところにしか生息しておらず、この五泉市は南限の生息地と言われている。
また、トゲソは川の中に巣をつくり、オスが子育てすることでも有名だ。
五泉市はその名のとおり阿賀野川や早出川の伏流水があちこちで湧水として自噴している地域だ。この土掘地区はかつて阿賀野川が蛇行していたところで集落は自然堤防上にあるが、その周囲では湧水が多く、「湧水の里」として地域づくりをしている。
五泉トゲソの会では水路の修繕や草刈りなどを行うとともに、トゲソの保護池もつくり、希少種であるトゲソの保護活動を13年前から続けていて、近年では生息数も増加しているとのことである。
観察会では水中カメラでトゲソの巣づくりを観察した。巣は観察できたが、出入りするトゲソは人が大勢いたせいか見ることはできなかったので、事前に捕らえたトゲソを見せてもらった。
観察会の後は、地域の歴史を聞く講演会コースと湧水の道散策と魚捕りコースの二手に分かれた。
私たちは後者のコースに参加し、近くの用水路に入り魚捕りをした。目指すは「ウグイ」であったが、ドジョウやスナヤツメが殆どだった。しかし、最後の最後に40cm以上のあるカワヤツメをゲットした。こんな大物がこの付近で捕れるのは珍しいということで大満足だ。
その後に地区の公民館に合流し、この地域で減農薬により栽培した「とげそ米」を釜炊きしたごはんをいただいた。
久しぶりに食べる釜炊きのご飯でほんのり甘くおいしいご飯だった。
地域の皆さんごちそうさまでした。
最後に会の活動報告と交流会があったが、どうやって資金を得て、活動を持続させていくのかが課題であるとのことだった。
これは各地のNPO法人が抱える課題でもある。
トゲソに興味のある方は五泉トゲソの会のホームページアドレスを是非ご覧ください。
http://www.geocities.jp/gosentogeso/index.htm