復旧された大平川2008/10/13 20:20

大平川と粟ヶ岳
大平川は4年前の平成16年7月13日の新潟・福島豪雨で氾濫した河川だ。この辺りでは24時間雨量で400mmを記録した。九州や四国では大した雨ではないかもしれないが、200年以上に1回の超過確率で、既往最高であった。
大平川は新潟県の下田村(現三条市)を流れる一級河川で五十嵐川に合流する。五十嵐川もこの豪雨により三条市内で溢れ、破堤した。五十嵐川は災害復旧助成事業で改修が進められ、最終段階に入っている。大平川は災害関連事業で改修された。
この大平川に前回訪れたのは平成17年春で、下流部で工事が着手されたばかりで、写真の辺りは護岸がまだまだ倒れていて、川沿いに歩くことに苦労した。しかし、今ではすっかり改修が完了し、清らかな水が流れている。
回りの田圃では稲刈りも終わり、赤トンボが舞っている。遠くには五十嵐川と加茂川との分水嶺にある粟ヶ岳が見える。紅葉はまだであるが、これから日一日と色づいていき、こうして里山は一歩一歩冬に近づいていく。