滝谷川と黄金の里「蛭野」2009/07/08 21:19

滝谷川と公孫樹
滝谷川の上流部に位置する「蛭野(ひるの)集落」。
この集落は「黄金の里」と呼ばれている。
その名の由来は秋、11月にこの地を訪れると分かる。
大きな黄色に色づいた背の高い木々を集落のあちこちで見ることができる。
黄葉した公孫樹(いちょう)の木である。ここでは昔から銀杏(ぎんなん)の産地となっている。樹齢200年以上の木もある。
11月には時期にはライトアップもやるいるそうだ。
現在でも銀杏が実る頃になると、公孫樹の下にブルーシートを敷いて銀杏を採取している姿を見ることができる。その時期には多くのカメラマンも訪れて「黄金の里」をカメラに収めている。
さて、「蛭野(ひるの)」の名前自体も興味深い。
滝谷川の源流は「白山(はくさん)」である。白山は1012mで蛭野集落の上流にある慈光寺(じこうじ)が登山口で2.5~3時間の登りである。
しかし、今の時期は登山は避けた方がよい。その訳は「ヤマビル」である。
特に梅雨時期には多いそうだ。できれば、秋の紅葉シーズンまで登山は控えた方がよさそうだ。
「蛭野」はまさしくこの地に多い「ヤマビル」に由来している。
今度は11月に来て、公孫樹を堪能し、白山にも登りたいものである。